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住まいの基礎知識

住まいのカビ

住まいに発生するカビの種類は約300種。

無害のものもありますが、なかには、家屋を汚染し、人の健康を損ねるものも。

もっとも代表的なのは、浴室のタイルなどに増殖する黒カビ。

胞子が空気中に飛散し浮遊しやすく、アレルゲンとしてアレルギー性疾患の原因になりやすいカビです。

家の壁などにスス状に生えるススカビは、プラスチックや塗料を汚染するカビ。

そのほかコウジカビの一種には、発ガン性を持つ恐ろしいものもあるので、注意が必要です。

かびに「さよなら!」

かびに「さよなら!」

■バスルームのカビ予防

高温多湿でもっともカビの発生しやすいバスルーム。

入浴後はきっちりフタをする、窓を開けて換気扇をしばらく回す、

飛び散った石けんの泡は洗い流し、水滴は乾いたぞうきんで拭き取るなど、

こまめにお手入れしてください。

カビの生えやすい場所(タイルの目地や凸凹のあるところ)は、

防カビ剤をスプレーしたり、消毒用アルコールを塗っておくと効果的です。

 

■押入れのカビ予防

押入れの湿気取りには、古新聞も役に立ちます。

数枚重ねて丸め、押入れの中に入れるだけ。

丸め方によって、奥行きの深い押入れにも十分届き、場所もとりません。

また、丸めた新聞紙を何本かハンガーに吊し、

洋服ダンスに掛けておけば、タンスの除湿にも使えます。

 

■畳にカビが生えたら・・・

薄めた消毒用エタノールか漂白剤をぞうきんに染み込ませ、

カビの胞子が拡散しないように静かに拭いてください。

そのあと丁寧に水拭きして残留薬を取り除き、外気を入れて畳を乾燥させます。

拭く際にはぞうきんを固めにしぼり、扇風機を使って十分に乾かすのがポイント。

なお、カラ拭きはかえって胞子を拡散させるので、逆効果です。

カビ予防のポイント5箇条

カビ予防のポイント5箇条

1:こまめに窓を開けて、換気をする癖をつける。

  部屋に除湿機を置くのが好ましい。

 

2:頻繁に掃除をし、家の中を常に清潔に。

  掃除機をかけた後はしばらく窓を開けておく。

 

3:料理の際やお湯を沸かすときは、必ず換気扇を回す。

 

4:入浴後は浴槽にフタをするかお湯を抜き、壁や床の汚れは水をかけておく。

 

5:暖房器具を使った後は、壁や窓の結露をよく拭き取る。

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