畳
湿気と直射日光がキライ
日本の風土に適した伝統的な床仕上げ材。保温性、調湿性、感触の良さといった長所を持っています。
反面、変色や吸水がしやすいため、お手入れが重要です。
ふだんのお手入れ
◎ 掃除機やほうきで畳の目に溜まっているホコリを
こまめに取ることが大切。
このとき、畳の目にそって掃除することを心掛けてください。
◎ 畳は水を嫌いますので、できるだけ水拭きは控えましょう。
ダニ・カビ発生、変色の原因になります。
◎ 畳の上にカーペットを敷くことは
ダニ発生の原因となりますので避けましょう。
汚れがひどいときは
1.表面のホコリを掃除機やほうきで取り除いた後、拭き掃除用洗剤を薄めて使います。
2.除雑巾をかたく絞って、洗剤分を残さないように水拭きした後、 乾いた雑巾で水分を拭き取ってください。
3.掃除の後、室内の風通しをよくし、畳を十分に乾かしてください。
美しく保つために
畳は直射日光に当てると、次第に黄変します。
障子を閉めるなど、なるべく日光にさらさない工夫をしましょう。
黄ばみが目立つようなら、バケツ7分目程度の水に
酢を盃1杯位混ぜたもので拭いた後、から拭きします。
黄ばみが取れてきれいになります。
湿気がこもらないように室内の換気には十分注意してください。
年に1~2回、晴れた日に畳を少し持ち上げて、風を通すようにしましょう。
畳の上に重たいもの(ピアノ、タンスなど)をそのまま置くと、
畳の表面にへこみが生ずることがあります。
間に敷板を置き、へこみを防ぐようにしましょう。
困った!!こんなときには
インクをこぼした
③その後かたく絞った雑巾で洗剤を拭き取り、から拭きして完了です。
- 畳のへこみ
水を含ませ、固く絞ったタオルをあて、アイロンをかけます。
(カーペットのへこみも同じようにします。)
- クレヨンが ついた
①クレンザーを直接振り掛けます。
②それを乾いた歯ブラシで軽くこすります。
③かたく絞った雑巾でクレンザーをふき取ります。
- ダニ・カビの 発生
ダニには殺虫剤、カビには水で薄めたエチルアルコールで拭く、
といった対処法がありますが、徹底退治をするには
どちらも天日干しが1番効果的な方法です。
しかし、ダニ・カビは毎日のお掃除で防ぐことができますので、
普段のお手入れ、換気は念入りにしましょう。
- 畳がコゲた
軽いこげ後なら、ガーゼにオキシドールを含ませてたたくように拭けば、
脱色されて目立たなくなります。
穴があいたら、コゲた部分のい草を数本抜き取り、
隙間を埋めるように両側にい草を寄せてつめておきましょう。