住まいの基礎知識
水栓
水栓には、水とお湯が別々の蛇口から出てくる単水栓と、水とお湯が1つの蛇口から出てくる混合水栓があります。
また、混合水栓にはシングルレバーのものとツールバルブのものとがあります。
単水栓は、ユーティリティの洗濯用水栓や、庭の散水栓、トイレのタンク水栓などに使われています。
混合水栓は台所や浴室、洗面所などに使われ、温度設定ができるサーモスタットつきのものもあります。
そのほか、手を出すと自動的に水が出る自動水栓もあります。
困った!こんなときには
水の出が強すぎる または 弱すぎる
手元止水栓をいったん閉じ、水栓のハンドルをふだん使う状態まで開きます。
そして、水の出を確かめながら手元止水栓を徐々に開き、使いやすい水量になったら開くのを止めます。
水が止まらない
水新築間もないころに、水栓のパッキンにゴミがたまり、水が止まらなくなることがあります。
一度全開にして数秒間流し、再度閉めてください。
ハンドルを閉めても水が止まらない(単水栓)
長止水栓を閉めた後、
ハンドルの下のケレップについてる
コマパッキンを交換します。
1.ハンドルのカバーナットを時計回りと逆に回してはずします。次にハンドルをゆるめ、スピンドルごと水栓金具から取り外します(これはこのまま置いておきます)。
2.水栓金具の中に残っているケレップを、ピンセットなどでつまみ出します。
3.ケレップのナットをレンチを
使って外します。
4.劣化したパッキンを
新しいパッキンと交換します。
5.手順を逆にして元通りにします。
ハンドルの隙間から水が漏れる(単水栓)
三角パッキンとパッキン受けをセットで交換します。
1.カラービスを時計回りと逆に回して外します。
2.ハンドルを上に引き抜き、スピンドルを裸の状態にします。
3.カバーナットをレンチで時計回りと逆に回して外します。
4.ピンドルを時計回りと逆に回して、水栓金具から抜き取ります。
5.スピンドルからカバーナットを外すとパッキンがあります。古いパッキンを外して新しいものと交換します。
6.手順を逆にして元通りにします。
自在パイプの隙間から水が漏れる(単水栓)
ナットのゆるみは締めて直します。パイプパッキンとパイプリングが傷んでいるときは、これを交換します。
1.ナットがゆるんでいたら締め、それでも漏れているときはナットを外します。
2.ナットの中のパイプパッキン(ゴム製)とパイプリング(樹脂製)を取り出します。
3.パイプパッキンを溝のあるほうを上向きにして吐水口にはめ、パイプリングはパイプに通します。
4.手順を逆にして元通りにします。