住まいの基礎知識
家庭内電気設備の基礎知識
電力量計
電柱から引込み線を伝わってきた電気は、この電力量計を通って屋内に入ります。
電力量計は屋外に設置され、月1回の検針日には、この数字が電気使用量の計算に使われます。
分電盤
電力量計が電気の入口とすれば、分電盤は電気を分配・検問するところです。
各家庭に送られてきた電気は、分電盤で部屋ごとの回路に分かれ流れていきます。
分電盤にはアンペアブレーカーや漏電遮断器、安全ブレーカーなどが取りつけられています。
アンペアブレーカー
各回路の合計電力量が契約電力量を超えると、自動的に送電を止める装置です。
なお、各 家庭に送る電力量をあらかじめ決めて契約する関西電力・中国電力・四国電力ではアンペアブレーカーの設置はしていません。
漏電遮断器
家庭内の配線や器具に漏電が起きた場合、自動的に電気を切る安全装置です。
漏電による火災や事故を未然に防ぎます。
ただし、希望家庭のみに設置されるもので、どの分電盤にもついているわけではありません。
安全ブレーカー(配線用遮断器)
電気は分電盤でいくつかの回路に分かれて、各部屋に流れていきます。
その回路の安全を守るのが安全ブレーカーで、各回路に1つずつ付いています。
各回路の電気の使用量が許容量を超えると、自動的にスイッチが切れて電気が止まります。