住まいの基礎知識
外壁2
吹き付け仕上げ
スタッコ吹き付け・リシン吹き付け・吹き付けタイルがあります。
スタッコ吹き付けは、表面に粗い凹凸ができるセメント系の素材です。
リシン吹き付けには、セメント系のセメントリシンと樹脂系のアクリルリシンがあります。
また、吹き付けタイルもセメント系と樹脂系があり、タイルのような仕上げができます。
ふだんのお手入れ
表面にゴミなどがついたら、ほうきで軽く払い落とします。
メンテナンス
5年ぐらいで吹き付け直しが必要です。専門業者に依頼してください。
窯業系サイディング
窯業系サイディングはセメントを主原料とし、これに補強材と水を加え高圧成形したもので、防火性・耐久性にすぐれています。
継ぎ目は特殊加工され、シーリング材(継ぎ目の隙間をふさぐもの)を充てんしています。
ふだんのお手入れ
汚れたらほうきやモップなどで払い落としてください。
メンテナンス
■ボードの継ぎ目のシーリング材に小さなひび割れができることがありますが、防水性に影響はありません。
しかし、長い間にはシーリング材の劣化も起こります。
劣化や破損を見つけたら専門業者に補修を依頼しましょう。
■褪色が進んできたら、塗り直しを専門業者に依頼してください。
目安は5~7年です。
金属系サイディング
亜鉛鉄板に合成樹脂塗料を焼き付けたものや、アルミ製のものがあります。防水性・経済性にすぐれた外壁仕上げ材です。
ふだんのお手入れ
汚れても防水性が高いので、気軽に水洗いできます。ただし、表面にキズがつくと、さびの原因になるので注意が必要です。アルミ製のものは、中性洗剤も使えます。
メンテナンス
■1番の大敵がさびです。劣化の度合いに応じて塗り直しが必要です。
塗装が白っぽくなったり、ひび割れが起きる前が理想です。専門業者に依頼してください。
■金属板に変化がおきたときはどに、接合部の緩みが起こります。雨漏りの原因になるので、見つけ次第専門業者に相談してください。
ALC板
軽量気泡コンクリートで、耐火・断熱性にすぐれています。
ふだんのお手入れ
ゴミやホコリはほうきで軽く払い落とすか、水洗いします。
メンテナンス
継ぎ目に小さなひびが入ることがありますが、防水性能には影響ありません。
しかし、継ぎ目のシーリング材は環境などによって劣化するので、
破損・劣化を見つけたら、専門業者に補修を依頼してください。